はじめに
先日僕の高校の学園祭で「ボードゲーム・TRPG体験会」を催し、クトゥルフ神話TRPGとシノビガミのセッションをしました!
今回はその時に使用した僕のシノビガミオリジナルシナリオ『宝刀掌上(ほうとうしょうじょう)』をご紹介します!
シナリオ本文
シノビガミシナリオ 『宝刀掌上』
〈基本情報〉
シナリオ名:宝刀掌上(ほうとうしょうじょう)
PC忍数:4忍
タイプ:対立型
リミット:3
レギュレーション:戦国編
〈背景〉
隣ノ城には代々伝わる宝刀「朱一染(あかいっせん)」というものがあったが、以前此処ノ城の忍に盗まれてしまった。刀の奪還のため隣ノ城は間諜として潜り込ませている忍を用いることにした。
此処ノ城の城主は隣ノ城から宝剣を盗ませ、あたかも城の宝の用に振舞っていたが結局盗み返された。
それでも諦めきれない城主は、忍に再度宝剣を盗ませようとしている。
〈共通認識〉
此処ノ城…PCたちが仕える城
此城虎海(こしろとらうな)…此処ノ城の城主
隣ノ城…隣の国の城
隣城龍峯(となしろたつみね)…隣ノ城の城主
間諜…内偵、スパイとも言う
〈導入〉
此処ノ城に仕える忍であるあなた達は、城主「此城虎海」によって城の一室に呼び出された。
・ここでは、此城が盗まれた宝刀を持ち帰ってくるようにPC達に命令する。
「おうおう、待っておったぞ我が城の忍達よ」
「実は先日、我が城の宝刀『朱一染』が隣ノ城に盗まれたのだ」
「憎き隣城の奴めが」
「お主ら、隣ノ城に潜入し、早う我が宝を取り戻して来るのだ」
・PC達が承諾するところでシーンを切る。
〈流れ〉
1サイクル目終了時に城に到着したなど何かしらの演出を入れ、2サイクル目からは「隣城龍峯」について情報判定が行えるようにする。
2サイクル目終了時にまだ「朱一染」が見つからないという演出を入れ、3サイクル目の開始時に刀があるであろう城主の部屋をみんなで目指すことを伝える。
3サイクル目の終了時に天守閣に到着し、刀がどこにもなく、異変に気づいた城の侍たちの足音が下から響いてくるという描写を入れ、戦うなら今だとPCたちに発破を掛ける。
〈使命(PC共通)〉
使命:先日あなたの仕える此処ノ城の宝刀「朱一染(あかいっせん)」が隣ノ城の忍に盗まれたらしい。あなたの使命は、隣ノ城に忍び込み、プライズ「朱一染」を奪還することである。
〈PC1〉 推奨流派:鞍馬神流
秘密:あなたは此処ノ城に仕える忍である。城の上忍に依ると、近頃隣ノ城の間諜が忍として紛れ込んでいるらしい。あなたの本当の使命は、PC内の間諜を炙り出し、クライマックスフェイズで全員倒すことである。
〈PC2〉 推奨流派:比良坂機関
秘密:あなたは此処ノ城に仕える忍である。あなたは以前隣ノ城から宝刀「朱一染」を盗み出したが、再度奪い返されてしまった。あなたの本当の使命は、プライズ「朱一染」を入手し、クライマックスフェイズ終了時に所持していることである。
〈PC3〉 推奨流派:斜馬忍軍
秘密:あなたは実は隣ノ城の忍である。あなたは以前此処ノ城の忍が宝刀「朱一染」を盗むところを目撃したが、同時に間諜であることを知られたかもしれない。あなたの本当の使命は、クライマックスフェイズで此処ノ城の忍を全員倒すことである。
〈PC4〉 推奨流派:隠忍の血統
秘密:あなたは実は隣ノ城の忍である。あなたは以前隣ノ城から盗まれた宝刀「朱一染」を盗み返し、所持している。あなたの本当の使命は、クライマックスフェイズ終了時にプライズ「朱一染」を所持していることである。※この秘密を知っているPCに戦闘で敗れると、プライズの持ち主が勝者に代わる。
〈此城虎海〉
使命:あなたは此処ノ城の城主である。あなたの治める此処ノ城の宝刀「朱一染」が先日盗まれた。このままでは家来の士気低下を招く。あなたの使命は、「朱一染」を取り戻させることである。
秘密:あなたが此処ノ城の宝刀だと言って奪還を命じた「朱一染」は、実は此処ノ城ではなく、隣ノ城の宝である。あなたの本当の使命は、「朱一染」を再度あの忍に盗み出させることである。
〈隣城龍峯〉
使命:あなたは隣ノ城の城主である。あなたの治める隣ノ城には「朱一染」と呼ばれる宝刀が存在するが、先日此処ノ城の忍に盗まれてしまった。あなたの使命は、家来に悟られぬよう「朱一染」を奪還させることである。
秘密:使命の内容は真実であり、あなたは「朱一染」の本来の使い方を知っている。この秘密を知り「朱一染」を所持した状態で攻撃する場合射撃戦ダメージを1点追加し、所持者に攻撃される場合前述の効果を打ち消す。
〈結末〉
此処ノ城陣営が勝利した場合「朱一染」を此処ノ城に持ち帰り、隣ノ城陣営が勝利した場合は「朱一染」を隣ノ城に還し、再び間諜として此処ノ城に戻る。
おわりに
刀を中心に、忍たちが味方を装いながら争っていくシナリオで、忍秘伝の『妖刀歓喜』を参考に作りました!
改変などはご自由にどうぞ~
ないとは思いますが、動画化してくださる方がいれば、ブログで公開されているということもご宣伝いただけると幸いです!
たくさんの方が遊んでくれると嬉しいな!!
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